第68回定期演奏会を以下のように開催いたします。どうぞ皆様御来聴くださいますようお願い申し上げます。
第68回の演奏会の聴き所をBWV番号順に書いてみます。
カンタータ第21番「わがうちに、憂いは満ちぬ」は大規模なカンタータで、第1部(1曲〜6曲)と第2部(7曲〜11曲まで)から成ります。前半は悲しみや苦しみを、後半はキリストによる救いの喜びを歌います。ヘンデル風の合唱曲がバッハの若々しい情熱を感じるものとなっています。第2部のソプラノ(魂)とバス(イエス)の二重唱では、若いバッハの抒情性豊かな、恍惚とした感情の燃え上がりを聴く事が出来ます。
カンタータ第31番「天は笑い、地は歓呼す」は復活を輝かしく歌う賛歌で、表題のように、冒頭のファンファーレのようなオーケストラのシンフォニアに続き、合唱が復活の喜びを歌い上げます。
カンタータ第135番「ああ主よ、哀れなる罪びとわれを」は『マタイ受難曲』のコラール旋律が随所に取り入れられている事で、小マタイという別名が有ります。合唱では非常に珍しく定旋律がバスパートに置かれていて、全体を支配する構造が取られています。
久しぶりの大規模カンタータの演奏会になりました。明るく壮大なバッハに触れられる機会になっていると思います。ご来場お待ちしております。
本公演は芸術文化振興基金の助成対象活動です。
「地域の文化振興等の活動(アマチュア等の文化団体活動)」の分野で、応募団体の中から、”文化の振興および普及に寄与する活動”として審査により選ばれ、支援していただけることになりました。
2008年9月14日(日)
13時30分開場 14時00分開演
日本大学カザルスホール
JR中央線・総武線 御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口 徒歩3分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B1出口 徒歩5分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B3出口 徒歩5分
東京メトロ半蔵門線 神保町駅 A5出口 徒歩5分
作曲者 | 曲目 |
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J.S.バッハ | カンタータ Nr.21 カンタータ Nr.31 カンタータ Nr.135 |
指揮 | 阿部 純 | |
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ソプラノ | 阿部 ゆう子 | |
アルト | 大国 和子 | |
テノール | 五郎部 俊朗 | |
バス | 水野 賢司 | |
鍵盤 | 久保 晃子 | |
管弦楽 | KMG合奏団 | |
合唱 | ヨハン・セバスチャン・カンマーコーア・ヨコハマ |
前売り 3,600円 当日 4,000円 全自由席
学生券 2,000円(事務局扱い、前売りのみ)
Tel.090(7286)7905 E-mail.jskcy@infoseek.jp