第66回定期演奏会を以下のように開催いたします。どうぞ皆様御来聴くださいますようお願い申し上げます。
第66回定期演奏会の聴き所をBWV番号の若い順からご紹介します。
BWV39番は、二部構成の“貧しい者への施し”をテーマとするカンタータで、冒頭の長大な合唱フーガを聴いて頂きたいと思います。
BWV57番は、バスの独唱がイエスを、ソプラノの独唱が魂の役割を歌い、主の愛に支えられて来世へと歩むというテーマを持つカンタータで、全体が美しい対話(ディアローグ)の形式で書かれています。聴き所は、最後のソプラノの3拍子の喜びに満ちたアリアです。
BWV64番は、神への愛を讃え、現世の虚しさを強調するテーマのカンタータで、珍しく合唱によるコラールが3曲も使われています。聴き所は、第7曲のアルトのアリアです。私はこの世に何も望まない、ただ天国に行き着く事が出来たら、とオーボエ・ダモーレとオルガン・オブリガートを伴って、天国的、天上的な美しさを歌います。
BWV192番は、神への感謝をテーマとした明るいカンタータです。ソプラノとバスの二重唱を挟んで、冒頭合唱とコラールのたった3曲の短い曲ですが、婚礼用の曲からの転用ではないかと言われています。終曲の12/8拍子のコラールを楽しんで頂けると思います。
久しぶりにカザルスホールへ戻っての演奏会になりました。またホー ルの響きが変わりますが、演奏にどの様な影響があるか今から楽しみにしています。ぜひ演奏会にお運び下さい。
2008年1月20日(日)
13時30分開場 14時00分開演
日本大学カザルスホール
JR中央線・総武線 御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口 徒歩3分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B1出口 徒歩5分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B3出口 徒歩5分
東京メトロ半蔵門線 神保町駅 A5出口 徒歩5分
作曲者 | 曲目 |
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J.S.バッハ | カンタータ Nr.39 カンタータ Nr.57 カンタータ Nr.64 カンタータ Nr.192 |
指揮 | 阿部 純 | |
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ソプラノ | 阿部 ゆう子 | |
アルト | 大国 和子 | |
バス | 水野 賢司 | |
鍵盤 | 久保 晃子 | |
管弦楽 | KMG合奏団 | |
合唱 | ヨハン・セバスチャン・カンマーコーア・ヨコハマ |
前売り 3,600円 当日 4,000円 全自由席
学生券 2,000円(事務局扱い、前売りのみ)
Tel.090(7286)7905 E-mail.jskcy@infoseek.jp