第65回定期演奏会を以下のように開催いたします。どうぞ皆様御来聴くださいますようお願い申し上げます。
ナンバーの若い順から、第6番は何と言っても冒頭の合唱が聞き所です。「私たちと一緒に留まってください。もう夕暮れになりますし、日はもはや傾いております」と歌う切々とした合唱で、ゆったりとしたサラバンドのような3拍子。夕映えの中に消えていこうとするイエスを引き止める弟子たちの訴えは、暗闇が迫る中、最後の希望を確かめようとする、十分現代にも通じるような共感を覚える曲です。
第22番はトーマス・カントル採用試験の課題作品として作曲されたもので、3曲目のレシタティーヴォ(Bass)は、この作品の内容的な頂点です。聞き所としては、つづく4曲目の弦楽合奏とテノールのアリアでしょう。3拍子の舞曲風のリズムにのって軽やかな喜びが歌われます。
第27番は、臨終の心構えを歌った曲ですが、3曲目のアルトとオーボエ・ダ・カッチャ、オルガンのオブリガートが素晴らしくアルトの歌う旋律が甘美で美しい曲です。
第36番は、第1部と第2部から成る大作で、2曲目のソプラノとアルトの二重奏が聞き所と言えるでしょう。この曲も、冒頭の合唱がとても良く書けていて、楽しんで頂けると思います。
2007年9月16日(日)
13時30分開場 14時00分開演
浜離宮朝日ホール
都営地下鉄大江戸線・築地市場駅A2出口から徒歩10分
地下鉄日比谷線・東銀座駅6番出口から徒歩7〜8分
都営浅草線・東銀座6番出口徒歩7〜8分、新橋駅から徒歩約15分
JR新橋駅銀座口から徒歩15分
作曲者 | 曲目 |
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J.S.バッハ | カンタータ Nr.6 カンタータ Nr.22 カンタータ Nr.27 カンタータ Nr.36 |
指揮 | 阿部 純 | |
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ソプラノ | 阿部 ゆう子 | |
アルト | 大国 和子 | |
テノール | 五郎部 俊朗 | |
バス | 水野 賢司 | |
鍵盤 | 久保 晃子 | |
管弦楽 | KMG合奏団 | |
合唱 | ヨハン・セバスチャン・カンマーコーア・ヨコハマ |
前売り 3,600円 当日 4,000円 全自由席
学生券 2,000円(事務局扱い、前売りのみ)
Tel.090(7286)7905 E-mail.jskcy@infoseek.jp