ヨハン・セバスチャン・カンマーコーア・ヨコハマ
第64回定期演奏会 〜ロ短調ミサの源泉を求めて〜

第64回定期演奏会を以下のように開催いたします。どうぞ皆様御来聴くださいますようお願い申し上げます。

今回の演奏会では、サブタイトルにも有るように、ロ短調ミサで再利用された(?)曲を取り上げました。
 番号の若い順に、カンタータ第29番から、まず冒頭のSinfoniaを聞いて下さい。このアレグロのテーマは「無伴奏Vn・パルティータ第3番のプレリュード」なのです。オルガン協奏曲のように演奏されると、どこかで聞いたことのある曲だけれども??という事になると思います。続く第2曲の合唱が、ロ短調ミサの「グラーツィアス・アジムス〜」と「ドナ・ノービス・パーチェ厶」の旋律とほぼ同じ旋律で書かれ、充実した神への讃歌が歌われます
 カンタータ第46番は、有名な第147番の一月後に作曲されたもので、冒頭の合唱がロ短調ミサの「クイ・トリス〜」に使用されたものです。3曲目のバスのアリアのバスのコロラトゥーラとトランペットの協奏は、素晴らしいのものです。ここでは、「嵐」や「稲 妻」という歌詞に応じて音楽が最大限描写的に展開するところが聞き所です。
 第120番は、教会暦に沿って日常の礼拝で演奏するためのものではなく、(ライプツィヒ市参事会員交代式典用)編成も大がかりなため、演奏機会の少ない曲の一つです。聞き所としては、冒頭の大規模なアルトのアリアを上げます。第2曲の合唱がロ短調の「グローリア(エト・エクスペクト)」に使われています。
 第171番は、新年用のカンタータで、合唱部分はロ短調の「クレド(パートレム・オムニ・ポテンテム)」に転用されています。聞き所は第4曲ソプラノのアリアで、独奏ヴァイオリンを伴なって、イエスの御名を讃え、輝かしく新しい年を祝福しています。


2007年5月20日(日)

13時30分開場 14時00分開演

浜離宮朝日ホール

都営地下鉄大江戸線・築地市場駅A2出口から徒歩10分
地下鉄日比谷線・東銀座駅6番出口から徒歩7〜8分
都営浅草線・東銀座6番出口徒歩7〜8分、新橋駅から徒歩約15分
JR新橋駅銀座口から徒歩15分

曲目

作曲者 曲目
J.S.バッハ カンタータ Nr.29
カンタータ Nr.46
カンタータ Nr.120
カンタータ Nr.171

  指揮 阿部 純
ソプラノ 阿部 ゆう子
アルト 大国 和子
テノール 五郎部 俊朗
バス 水野 賢司
鍵盤 久保 晃子
管弦楽 KMG合奏団
合唱 ヨハン・セバスチャン・カンマーコーア・ヨコハマ


チケット購入・お問い合わせ

前売り 3,600円 当日 4,000円 全自由席
学生券 2,000円(事務局扱い、前売りのみ)

ヨコハマストゥーディオ

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