今回の定期演奏会は、J.S.バッハのカンタータを１曲とH.シュッツのオラトリオ「十字架上の七つの言葉」とG.P.テレマンのソロカンタータです。いずれの曲もビオラ・ダ・ガンバを中心とした古楽アンサンブルと一緒に聞いていただきます。

　バッハの第１０６番「神の時は最上の時なり」は、初期の傑作の誉れの高いカンタータで、２本のリコーダーとガンバコンソートとの演奏になります。

　シュッツの「十字架上の七つの言葉」は、モテット形式の合唱に挟まれ、その中側に器楽アンサンブルが挟まり、中心部でイエスと福音史家のアンサンブルが歌われる枠構造の、一種の受難曲として書かれています。中でも福音史家を４名のソリストがアンサンブルの形で歌われる珍しい形式をとっています。

　また、G.P.テレマンのソロカンタータは、当時ではバッハを凌ぐ地位に有ったテレマンの代表的な種類の曲です。

　今回は久しぶりに横浜での演奏会になります。横浜みなとみらい小ホールの響きを体験しにご来場ください。お待ちし致しております。