今回は場所を東京オペラシティー・リサイタルホールに移して、コダーイのミサ・ブレビスを中心に聴いていただきたいと思います。ハンガリーを代表する作曲家であるコダーイは合唱作品も多く残しており、代表的な作品としては、「ハンガリー詩編」「ブダバリ・テデウム」等が挙げられますが、その中でも名作と言われているのがこのミサであります。カトリックのミサ通常文に混声四部合唱（声部分割有り）とオルガン（ペダル付）の編成で書かれており、オーケストラ伴奏版も有りますが、今回はシンプルなオルガン版で演奏いたします。曲はハンガリー（マジャール）的なイデオムとパレストリーナ的対位法の見事な融合が聴かれます。また、前半のプログラムは、ルネサンス盛期の作品をアカペラで聴いていただきます。

皆様のご来場をお待ちしております。